この絵を見て思わずクリックで買おうかと思った。
よく見ると
RCサクセション バンドスコア
と書いてある。
そうバンドスコアなのだが、このジャケットは当時を知るファンにとってはぞくぞくする絵だ。
当時カセットテープのみ販売されていた、ライブ盤。
Yeahhhhhhhh! RCサクセションAT武道館
先のブログにも書かせてもらったように、このジャケットのカセットテープには個人的にすごい思い入れがある。
なぜこのライブ盤がカセットのみの販売だったのだろう?
上のブログを書いた後に考えてみた。
まず、当時の状況としては、カセットテープってのはそこそこ需要があった。
LPレコードと同時発売で同じカセットは出ていたし、車の中で聴くアイテムとしては一定のポジションを確立していた。
そしてここ、もしかしたら重要なのかもしれない点。
前のライブアルバムにして、実質の再デビュー&ブレイクアルバム
「ラプソディ」が1980年発売
それからブレイクで、私1967年生まれに田舎者としては
1980年は小学生から中学生、聴く音楽が劇的に変わる頃。
小学生の耳にはまだRCは届いてなかった。
そして中二のときのRCの衝撃をうける。
当時の一年の長さと、情報が今よりぐっと少ないとなれば、その辺の新しいファンのためにライブ盤を届けよう。
しかし、二年前にライブアルバム出したばっかり(ここでいう二年の流れに早さは今目線、大人目線の二年)
そこまで大きなセールスは期待できない、となればコストの安いカセットテープの実の販売と相成った次第ではなかろうか。
と、まぁここまで勝手な推理をしてきたが、意外と正解かもしれない。
当時のRCや清志郎の話を聞くと、いろんな方々が動いて決して本人たちの意図した結果にならないことが起きるような混沌とした状況がうかがえ、どんなことが起きてもおかしくないと思えてくる。
しかし、田舎の中学生にとってはありがたい企画もの。
当時のこの街の貸しレコード屋さんには、ラプソディは置いてなかったし、何なら松山千春を中心としたフォーク勢と歌謡曲が幅を利かしていた中、このカセットを見つけた時には、まさに宝物を見つけたような精神状態。
そのの感動を今も思い出す。
RCサクセション at 武道館 Yeahhhhh!
何度も言うが、このカセット音源CD化、いや今やアナログレコード化してほしい!